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 ハサンです。
 年度も改まり、今月も割といろいろなことがあったんですが、特に23の水曜日と27の日曜日のことを、そこはかとなく書き連ねてみます。

 23日は、京都の(お馴染み)RAGに、Christian Wallumrod Ensembleを観に行ってきました。
「ノルウェーの伝統とバロック的クラシック様式の魅力的な関わり合いを現代的及び千年単位の方法により掘り下げている」(AllAboutJazz)
「ノルウェーのフォークと教会音楽にインスパイアされ、古楽とジョン・ケージ後のアヴァンギャルドに影響を受けながら、ジャズの自由な思考により解放された多次元室内楽」(ECM)
なんて売り文句を見ると、これはもう行かざるを得ないわけですが、いやあ行って良かった、本当に素晴らしかったです。
 今回は完全アコースティック・コンサート・ツアーということで、マイクやアンプを一切使わないどころか、(開演前のBGMを流していた)メインアンプや厨房の製氷機の電源まで切る徹底ぶり。また、アンサンブルをセクステットからクインテットに変えて初のライブだそうで、彼ら自身も大いに張り切っていたらしく(演奏された曲の多くは京都が世界初演とのこと)、最初から最後まで緊張の糸が張り詰めた素晴らしいステージでした。
 編成は、リーダーでコンポーザーであるクリスチャンのピアノとハーモニウムを中心に、トランペット、テナーサックス、チェロ、ドラム(をメインとした打楽器)です。しかし皆、『演奏』というよりは、楽器を使って『音を出す』といった趣。ピアノの内部奏法やドラマーが弓で弾くノコギリなんて序の口で、管楽器二人などは、楽音を吹くときもとても繊細な演奏をする『上手な』人達なんですが、タンギングや息のみでも驚くような音(パッと聞くと何が出しているのか判らないくらい)を出していました。で、何せ完全アコースティックですから、それらの音という音が空間の中で鮮明に混じり合うわけです。僕は普段から楽曲を分析的に聴いてしまう(悪い)癖があるのですが、楽曲ではなくこんなに『音』自体にのめり込んだのは久しぶりでした。
 それにしても、客が少なかった…。スタッフや前座のバンドを除くと、正味の客は十人足らず。先月に同じノルウェーの In The Countryが来た時(前記事参照)もたった8人でしたが、何とかならないんですかね。両者とも宣伝如何によってはもっとずっと入ったはずだと思うんだけどな。単純に勿体無いですし、これだけ客入りが悪いと次回以降京都に来てくれなくなる恐れもあります。ただ、今回のようなライブだと、人数が少ないことによって、ミュージシャンも観客も非常に高いレベルで集中していて、無茶苦茶濃密な空気を共有出来たというメリットはありましたが。いや、でも、ねえ?
 で、終演後に興奮醒めやらぬまま、最新作の『Outstairs』を購入しました。こちらもとても優れたアルバムなんですが、やはりレコードとして収録されたものをスピーカーから聞くのでは、あの生音の質感は味わえませんね。実際、演奏も楽曲本位な綺麗なもの(良くも悪くも)になっているので、全く別の音楽として捉えるべきかもしれません。次のライブがあれば、また是非行きたいなあ。

 さて、27日はというと、まずは京都市動物園に行きました。僕は子供の頃からここが好きで、今でもちょいちょい足を運ぶのですが、まさにこの日に新しいゴリラ舎がオープンということで、早速チェックしに行ったのです。
 いやあ、予想を上回る立派な施設でした。とにかく広い、高い! そして、熱帯雨林に生息するニシローランドゴリラの生態や行動になるべく沿うよう、縦横に柱や梁やロープが巡らされています。そこを遊び盛りの子ゴリラのゲンタロウがちょろちょろしたり、母親のゲンキや父親のモモタロウがおもむろにのし歩いたりしているので、子供から大人まで大喜び。ゴリラは飽きませんよねえ。
 いつまでもゴリラを見ていたい気持ちもありましたが、一応今回も園内は隈無く一巡りしました。残念だったのは、大好きだったジャガーのグランデが、先月死んでしまったこと。ニュースでは知っていましたが、もうあの美しい姿が見られないと思うと寂しい…。国内最高齢の25歳(人間なら100歳を超える長寿)だったので、大往生なんでしょうけどね。

 動物園を出て府立図書館で一休みした後は、京都国立近代美術館で開催中のチェコの映画ポスター展に。こちらも予想を遥かに上回る凄さで、感動しました。
 僕は映画が好きで、特に昔の映画が好きなので、観た映画のものもたくさんあったのですが、どれもこれも「この映画をこんな表現で描くのか!」という衝撃と、豊潤なイメージに溢れていて、圧倒されます。カタログも購入したので、これからも折に触れ眺めるつもりですよ。
 旧共産圏は、いろいろ厳しい面も多かったとは思いますが、映画、音楽、演劇など、文化面は非常に恵まれていたのも事実だと聞きます。当たり前のようにこういう斬新で芸術的なポスターを見て、映画に観劇にオペラにバレエにコンサートに、誰もが毎日のように通えた(かなり安かったそうで)というのは、ちょっと羨ましくもありますね。

 まあ、この二日のことだけだらだら書きましたが、前述のとおり他にもいろいろあったわけで、その中には融解建築絡みのことも勿論含まれているわけです。来月からいよいよ新生融解建築が本格始動しますので、どうぞ御期待ください!
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