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2013.03.30 じすもンち
 どうも、ハサンです。

 一昨日3/27に渋谷のシアターオーブで、Egberto and Alexandre Gismontiを観て来ました!
 エグベルト・ジスモンチは言わずと知れた(なのでくどくど言いません)世界最高のミュージシャンの一人。来日を知った時から本当に楽しみにしていて、期待も相当高かったんですが、それを更に上回る衝撃と感動。マーヴェラス!
 アレシャンドレは息子で、今回は息子のお披露目公演みたいな感じだったんですかね。最初は二人ともギターで登場。息子が普通のクラシックギター、親父は10弦ギター。のっけから親父殿全開です。超絶テクニックで、かつ変態。彼の音楽は、クラシックを基盤にした流麗な旋律と確かな技術に、ブラジル人ならではのリズムやフレーズ、そして彼独自のセンスが高次元で組み合わさって、まさに唯一無二ですよね。息子も物凄く上手い(後述)んですが、完全に脇役。
 何曲かの後に、一旦親父退場、息子のソロです。ここでようやく、彼も物凄く上手いことに気付きました。それくらい圧倒的な親父。でも、ライブの定番である決め曲(タイトル忘れた)を息子に弾かせて花を持たせたり、父の愛を感じます。まあMCでも、息子とやれて嬉しいとか言ってましたしね。その後、親父再登場、たちまち息子が霞んで(あくまで相対的にですが)前半終了。
 休憩を挟んで後半は、12弦ギターを持って登場した親父のソロ。よく12弦であんなに弾けるよなあ。いや、僕は12弦を弾いたことは無いんですが(というかそもそもギター出来ない)。で、その後、ピアノソロに。
 このピアノが輪をかけて素晴らしい! いや勿論ギターも素晴らしいんですが、ピアノのほうがより自由度が高い分のびのびやってるように見えますし、ダイナミックレンジも大きいので、彼の繊細なピアニッシモから雄大なフォルテッシモまで存分に堪能出来ます。
 終盤はまた二人で、親父ピアノ、息子ギターのデュオ。やっぱり音量差があるからか、ギターと合わせるとピアノが幾分大人しくなりますね。でもめっちゃ良い。アンコールは、予想に反して(?)非常に静謐なバラード。こういうのも素敵だなあ。もっと聴きたかった気もするけど、その後はカーテンコールのみで演奏は無し。でも大満足でした!
 それにしても、開演時刻の19時きっかりに始まり、前半がぴったり一時間、20分の休憩、後半もぴったり一時間、アンコールがあって21時半きっかりに終演と、一緒に行った友人と目星を付けてたとおりの進行。ブラジル人のミュージシャンでも、こんなに時間にきっちりした人もいるんですね(失礼)。
 あと、これまた失礼ながら、ブラジル人の二世ミュージシャンには、どうしてナード臭が強い人が多いのか。親父のエグベルトは腰まであるチリチリのロン毛に真っ赤なバンダナと非常に濃い恰好なのに、息子のアレシャンドレは、工学部にいそうなシャツに工学部にいそうなズボン、工学部にいそうな髪型、工学部にいそうな眼鏡、工学部にいそうな体型(細い)。お辞儀をする都度に指でくいっと眼鏡を上げる仕種なんか、工学部にいそうな感じです。以前モレーノ・ヴェローゾ(親父は御存じの『粋な男』)を観た時も、ナードなルックスに加え下はスウェットでしたからね。そういうもんなのか?

 いやあ、しかし今月は良いライブが多かった。シャイ・マエストロ・トリオについては既に書きましたが、翌日から融解建築ツアーだったためにブログには書かなかった3/14の Keith Tippett@近江八幡 酒游舘も、実は個人的には同じくらい良かったのです。ベクトルが違うため、凹みはしませんでしたが。完全即興であんなに緊張感を持続出来る人(一瞬たりともダレません)いないんじゃないかなあ。しかも、内部奏法やプリペアまでリアルタイムにコントロールしていくんですよね(書いてて思いましたが最早「プリペア」なのか?)。圧巻は終盤、ピアノ内部に置かれ共鳴するオルゴールに、全く異なる調でフレーズを重ねていった時! とても厳しく、そしてそれ以上にとても美しくて、涙が出そうでした。
 ついでみたいになっちゃいましたが、3/12のKurt Rosenwinkel Quartet@梅田QUATTROも、しっかり良かったですよ。ただ、前日のシャイと二日後のティペットに挟まれ、正直なところ印象が薄いです。もっと日程が離れてたら良かったんですけどね。ちょっと勿体無かったなあ…。

 で、この後も来日ラッシュですね。来月は下北沢で Massacre、そして川崎で Mauro Paganiと Area! マサカーはまさにまさかの来日(すみません)、パガーニとアレアも前回の来日予定はキャンセルされた(パガーニに至っては前々回も)ので、待ちに待っていました(本当に来てくれれば)。今年は凄いなあ。
 凄いと言えば、今年は FUJIも凄い! 現時点で発表されているラインナップをざっと眺めるだけでも、NINE INCH NAILS、Bjork、The Cureのヘッドライナー陣に、Skrillex、Jurassic 5、そして BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA、DANIEL LANOIS、FERMIN MUGURUZA、FLYING LOTUS、KENDRICK LAMAR、MULATU ASTATKE、RON SEXSMITH、SPARKS、SUZANNE VEGA、TOWER OF POWERと、楽しみなのが目白押しです。フジロックには毎年行ってますし、毎年何だかんだ観たいものも沢山あるんですが、第一弾、第二弾、第三弾と発表の度に毎回こんなに驚かされたのは記憶に無いですね。この後オレンジやアヴァロンの面子(毎年僕が最も楽しみな所)が発表されたらどうなるのか。かぶったアクトをあーだこーだ取捨選択する嬉しい悩みが、今年は一段と激しそうです。

 さて、いきなり関係無い話なんですが、Depeche Modeの新譜が出ましたね。発売日が丁度3/27だったので渋谷のタワーで買って、翌日帰洛しながら聴いてました。
 ま、その感想は後で書くとして、発売前に何となく Wikipediaを見てたところ、


デヴィッド・ガーンの妖艶なバリトンの歌声とエネルギッシュなライヴパフォーマンス、マーティン・ゴアによる哲学的、宗教的、神秘的かつ官能的な歌詞と哀愁を帯びた美しくダークなメロディ、そして壮大で重厚な音空間を感じさせるアラン・ワイルダーのサウンド & アレンジが他の多くのシンセポップグループとの相違点であり最大の魅力である。


という記述。あれ、フレッチは…?と思ったら、かなり下のほうに


マーティンの機嫌をとり、またやる気を出させるのがフレッチの最大の役目である。


 ……まあそうですよね。
 というかアランなんて辞めて20年近く経つのに、未だに Wikipediaでさえこんな認識ですよ。
 で、新譜の僕の感想です。VCMG的にシンセ愛が全開でその辺は結構好きなんですけど、やっぱり全体としては名盤とは呼べず、「アランがいたらこの曲すげえ名曲になってただろうな」という曲が何曲かあるアルバムという(いつもの)印象。
 ……まあそうですよね。いや、最近のデペッシュも、楽曲の出来は悪くないし、耽美度は増してるし、そこそこ好きなんですけどね。アランがいた頃のあの琴線鷲掴感は、もう望めないのかな…。

 そうかと思うと、デペッシュと一緒に買った Salif Keitaの新譜が殊の外良いのですよ。Gotan Projectのフィリップ・コーエン・ソラルがプロデュースとあって、今までとは打って変わったモダンなサウンドになってるんですが、これが実にはまってます。そんじょそこらの EDMやダブなんか及びもつかないクオリティ。かといって、大御所がクラブサウンドを取り入れて「あちゃー」ってなる(よくある)感じは微塵も無く、サリフの歌本来の魅力もしっかり聴かせる辺りは、さすがサリフ、さすがフィリップ。この歳でこんなものを作っちゃうのは凄いなあ。進取の気象に富んだ大御所って、もう無敵ですよね。去年のガル・コスタのアルバムとかでも思いましたけどね。
(3/30追記:こうなったらFUJIにも来てくれないかなあ。まあ、僕のこういう妄想的願望はだいたい実現しないんですが。ただ、万一僥倖あって来るとしたら、彼はアルビノで日光に弱いので、多分出番は夜だと思うんですよ。ますます悩みが増えますね)

 またまた話は変わって、東京からの帰途に東海地方を通過したら、蒲郡競艇の広告がありまして。今、モーターボート大賞というレース(GII)が開催中で、優勝戦(最終日)が3/31なんですが、そのコピーが「たとえ負けても、翌日は、エイプリルフールだ。」で。…酷いと思いません? 負けた揚句に大勝ちしたと言えってことなんですかね。競艇のCMや広告はセンス悪いですよね。僕は競艇好きなので、盛り上がってほしいんですけどね。こら無理やわ…。
 酷いといえば、岐阜駅の近くに『c'est裸美』という看板がありました。こんなに最低でいかがわしい店名を見たのは久しぶりで、テンション上がりましたよ。一生足を踏み入れることは無いでしょうが。

 ところで、いよいよ文章に脈絡が無くなってますが、ヨルガオって植物があるじゃないですが。アサガオとかヒルガオの仲間で、名前のとおり夜に咲くやつです(因みにユウガオは全く別物です)。最近ヨルガオについて調べて(何でそんなことしたかは忘れた)知ったんですが、ヨルガオの花言葉は「夜」だそうです。手抜きすぎやろ。

 うーん、全然まとまらなかったな。とりあえず駄文終了。
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