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2012.12.01 本意本意
 どうも、ハサンです。
 いよいよ師走、第2回多次元演奏会もいよいよ一週間後に迫りました。是非お越しを。

 さて、先日、またまたナイスな音楽に出会ってしまいまして。KRONOS QUARTET with ALIM & FARGANA QASIMOV and HOMAYUN SAKHI“RAINBOW”です(長い)。2010年のリリースみたいですが、クロノス・カルテットにアリム・カシモフ、共に僕の大好きなミュージシャンがまさかコラボレートしていたとは何たる俺ホイホイ、というわけで即買いしました。そして、期待に違わぬどころか、期待以上の音楽。
 御存じない方のためにざっと説明しますと、アリム・カシモフは、アゼルバイジャンの歌手で、中央アジアのトルコ語圏とカフカス地方の伝統音楽であるムガームの第一人者です。伝統音楽の枠内や国内に留まらず、世界中で高く評価(ル・モンド紙「魔法の声」、ビョーク「現在生きている最高の歌手」、etc)されていて、1999年にはユネスコ音楽賞を受賞しています(過去の受賞者はディミトリ・ショスタコーヴィチ、レナード・バーンスタイン、ラヴィ・シャンカール、ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンという錚々たる顔触れですから、その評価の高さが窺えます)。2008年には初来日(残念ながら今のところ唯一の来日)し、僕も大阪のザ・フェニックスホールに観に行きましたが、それはもう至福の体験でした。なお、その時の来日メンバーは、実娘のファルガーナ・カシモバにタール奏者とカマンチャ奏者を加えた4人でしたが、このアルバムでは、バラバン奏者とナガーラ奏者も加わり、アリム・カシモフ・アンサンブルのフルメンバーが揃っています。
 一方のクロノス・カルテットは、言わずと知れた世界一有名な弦楽四重奏団。クラシック/現代音楽のみならず、様々な著名ポピュラー音楽家や世界各地の伝統音楽家とも数え切れないほど共演していますから、御存じの方も多いでしょう。カシモフとのコラボレーションには驚きましたが、今までにもフランギス・アリ=ザデー(ムガームの影響を色濃く受けた、アゼルバイジャン出身の女性作曲家)の楽曲をちょいちょい取り上げてましたので、よく考えたらそれほど意外ではないかも。そういえば、僕は2003年の結成30周年記念公演を、やはりザ・フェニックスホールで観てるんですよね。両方出してるんだから、このコラボ面子でも招聘してくれフェニックスホール! 因みにその時は、チェリストがまだ先代のジェニファー・カルプでした。今の(勿論このアルバムも)ジェフリー・ジーグラーに替わって男ばっかりになってしまいましたが、彼めちゃくちゃ上手いですよね、めちゃくちゃ若いのに…。
 さて、クレジットから判るように、このアルバムにはもう一人、アフガニスタンのルバーブ奏者ホマユン・サキ(と二人の打楽器奏者)も参加しています。失礼ながら寡聞にして知りませんでしたが、すっかりファンになってしまいました。世界は広いですねえ。
 アルバムは、前半がホマユン・サキ・トリオとクロノスによるホマユン作曲の30分近い大作インスト。しかし全然長さを感じない、素晴らしい楽曲、素晴らしい演奏です。後半はカシモフ・アンサンブルとクロノスによるムガームの編曲もの。伝統音楽でありながら古さは全く無い、見事なアレンジです。そしてとにかく歌が素敵。欲を言えば、アリムの歌とホマユンのルバーブの共演も聴きたかった…。ま、またに期待しましょう!
 ところでこのアルバムは、スミソニアン学術協会が運営する非営利レーベル、Smithonian Folkways Recordingsから出ています。僕は聴いたことの無いものも多いですが、他のラインナップもかなり良さそうな匂いがするので、じっくり攻めてみたいと思います。

 さて、長々と暑苦しく書いてきましたので、最後に下らない話を。
 こないだ京大の学祭で後輩のメタラーと話した際、彼が「渋いメロスピ」というフレーズを発しまして(メロスピってのはメロディック・スピード・メタルの略です、念のため)、「メロスピに渋いものなんてあるのか」と僕が(至極真っ当な)ツッコミを入れると、彼が「確かにメロスピは基本的にクサいものしか無いんですが、その中にも『くっさーーーー!!!』ってのと『くさい。』ってのがあり、後者は渋いと思います」と言っていて、僕は笑い転げましたとさ。

 ではまた。
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