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2012.06.27 Grishamy
 ハサンです。ウィンブルドンが始まり、僕の生活リズムは終わっています…。

 さて、最近、ジョン・グリシャム『奇跡のタッチダウン 報酬はピッツァとワインで』(原題:Playing for Pizza)を読みました。
 僕は、基本的にグリシャムの小説も映画も嫌いで、その理由はストーリーやキャラクター等が「余りにもアメリカ的過ぎ」てげんなりするからです。因みに、同じ理由でハリウッド映画の多くも嫌いです。まあ、「アメリカ的」について考察しだすと長くなるので控えますが、ほら、典型的なハリウッド映画とかにあるじゃないですか、こう、「アメリカ的」としか言いようの無いあの感じ。あれです。
 では何故そんな嫌いなものを読んだかというと、単にアメリカンフットボールを題材にした小説だからです。御存じのとおり僕はアメフトが好きなので、それが昂じてアメフトが題材の映画や小説や漫画も見付け次第チェックします(そんなに数は無いので簡単です)。多くはげんなりする出来なのですが、まあアメフト自体が「アメリカ的」なものの象徴なので仕方無いのか。あ、勿論面白いものもありますよ。
 で、グリシャムの『奇跡のタッチダウン』(酷い邦題)ですが、粗筋は、NFLで悲惨なキャリアを過ごし遂に居場所の失くなったQBが、イタリアのアメリカンフットボールリーグ(超マイナー)に渡り、最初は嫌々だったが次第に……、て感じ。こう書くと凄くつまらなそうですが、実際に大して面白くないです。ただ、フットボールの描写(イタリア料理の描写も)が細かくて、それは楽しい。というか、ある程度以上のアメフトの知識を前提としていて、知らないと読めないと思います。まあ元はアメリカ人によってアメリカ人のために書かれたものなので構わないんでしょうが、これを日本でどうやって売る気だったのかゴマブックス。
 それはさておき、なるべくネタバレしないように(誰も読まない気がしますが一応)紹介すると、ストーリーの中で、主人公がアメリカに居辛くなるような記事を書いた新聞記者の描写があるのですが、それが

頭は禿げかかって(中略)しかも肥満体だ――ハイスクール時代にラブレターの一通ももらえなかったタイプの体形、ユニフォームを着られなかった体形、チアリーダーをひとりもものにできなかった体形だ。身なりのだらしないスポーツおたく、自分ではなんのスポーツもできないくせに、いまはスポーツのできる人間をあれこれ批評であげつらうことでめしを食っているわけだ。

と、まさに「アメリカ的」でげんなり。まあグリシャム自身、ハイスクール時代はフットボールのQBで、ロースクールに行って弁護士を開業し、弁護士経験を基に小説を書き始めたら軒並みベストセラー、ほとんどが映画化されてこちらも大ヒット、というジョックの中のジョックなので、もうしょうがないですね。
 昔観たとある芝居で印象に残っている台詞(内容はさっぱり忘れましたが)がありまして、
「それがお前の村上春樹的なところなんだよ!」
というもの。この言い回しは気に入っているので、いつか機会があればアメリカ人に
「それがお前のグリシャム的なところなんだよ!」
と言ってやりたいと思います。機会があれば。
 ところで、イタリアといえばオペラ、主人公もオペラを観に行き、最初は嫌々ですがオペラの素晴らしさに開眼します。ただし、開眼した目は、デズデモーナ役(演目はオテロでした)の美女にのみ注がれます。うーん、グリシャム的。その後の展開は果たしてどうなるのか、気になりますね!(笑)

 さて、遅まきながら、先日の陰陽に御来場頂いた方々、ありがとうございました! 7・8・9月は、ロードでプログレイベント三昧。暫くホーム京都でのライブはありませんが、各地のプログレファンに多次元ロックでタッチダウンです(何のこっちゃ)。
 では。
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